通夜、葬儀、告別式を行う意味を知る

初めて喪主を務める際、通夜や葬儀、告別式を分ける理由を知らない人もいるでしょう。大切な人が亡くなった場合、まずは葬祭を請け負う専門業者に連絡をします。その後は、火葬までの儀式の段取りは全て葬祭を請け負う専門業者が行ってくれるので、結局のところはなんのために通夜や葬儀、告別式をするのかわからないままになります。

葬儀では、始めに故人と最後の別れを行う儀式であるさし仮通夜や通夜などを行います。昨今は亡くなった当日から通夜の前日までは仮通夜と通夜があり、2日目に葬儀と告別式を行うので、2日で済まない場合もありますが、仏式の場合の僧侶に読経を唱えてもらうのは故人を偲ぶ最後の2日間だけです。本来1日目に行われる通夜の目的は、身内や友人が故人を偲ぶためにありました。本来通夜は、身内や友人が線香やろうそくが消えないように火を灯し続け、故人と夜を過ごす日でした。しかし必ずしも葬儀、告別式が週末や祝日にはあたらないため、平日の参列が難しい人も多くいます。今日通夜は、故人を偲ぶ人たちの日程に合わせるために設けられた儀式という認識で浸透しています。一般の弔問客は、通夜の次の日に行われる葬儀と告別式に参列するのが当たり前だった時代も今や昔です。通夜がメインのお別れの場となっているのが現状です。通夜で僧侶がお経を読み始める時間は、参列者の仕事や学校などの都合を考慮して午後6時から7時に開始されることが多いです。100人ほどの参列者で焼香が終わるのが30分から40分、その後に僧侶によっては法話があります。僧侶の法話を合わせても通夜の時間は1時間程となります。一般的に通夜の後の親睦会や故人を偲ぶ会ともいえる通夜ぶるまいは現在も簡素に行われています。

葬儀の2日目となる告別式では、葬儀式と告別式の2種類の儀式があります。葬儀式は、家族や親族が故人の冥福を祈り静かに見送ります。葬儀式の次に行う告別式では、家族や親族以外の人が順番に故人とお別れをして見送ります。昔はこの2種類の儀式を別に行っていましたが、今は同時進行で行われ、僧侶が読経を唱えているときに最後の焼香が行われます。告別式は、通夜よりも参列者が少ないので、告別式開始から出棺までの時間は30分程となっています。